映画「空海 KU-KAI 美しき王妃の謎」はタイトル詐欺?
2月に公開された映画ですが、映像の美しさから「空海 KU-KAI 美しき王妃の謎」には興味を持っていました。
ただ、評判を見るとタイトルにミスリードされている人が多い映画のようですね。
CMを見る限りでも空海役の染谷将太さんが全面に押し出されていて、あたかも空海の伝記や一生を伝える物語なのかと思っていました。
実際は長安で相次いで奇妙な死をとげる怪事件の真相を探っていくもので、空海は主人公ではありますが、物語の中心となったり鍵を握っているのは猫です。
なので、空海の歴史映画を想像していた人にとっては拍子抜けするような内容になっているようです。
実際にネット上でも猫が中心の映画だったとか、空海である必要がないなど、かなり厳しい意見が出ています。
長安の街はCGではなくセットで作られていて、制作に10年かかったというとてもセットに力を入れている映画です。
映画のセットや風景の美しさを楽しみつつ、空海ではなく猫を楽しむための映画としてみると良いのかもしれませんね。